琉球使節の行列絵巻に関する基礎的研究 -「異国」の演出と表象-
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- 渡辺 美季
- 研究代表者
- 東京大学
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- 木土 博成
- 研究分担者/共同研究者
- 九州大学
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- 麻生 伸一
- 研究分担者/共同研究者
- 琉球大学
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- 豊見山 和行
- 研究分担者/共同研究者
- 琉球大学
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- SEIFMAN Travis
- 研究分担者/共同研究者
- 立命館大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP24K00110
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 24K00110
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分03020:日本史関連
- 研究機関
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- 東京大学
- 研究期間 (年度)
- 2024-04-01 〜 2028-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 18,590,000 円 (直接経費: 14,300,000 円 間接経費: 4,290,000 円)
研究概要
江戸期の日本人にとって、異国を意識する最大の機会は、朝鮮・琉球の使節行列の渡来・参府であった。それは人々の絶大な関心を集め、またそれゆえにこれを実施する諸政治権力は、自らの権威を可視化・誇示するために使節行列を演出した。こうした使節行列はしばしば絵画によって表象されたが、朝鮮使節に比べると、琉球使節に関する絵画史料の研究資源化は著しく立ち後れている。このため本研究では、行列絵巻を中心とした琉球使節の悉皆調査を実施し、その情報の整理・集約・公開を試みる。またそれらを個別的かつ横断的に読解・分析し、時系列に沿って系統立てて把握することで、琉球使節行列の「表象としての歴史」を描き出す。