新規創成食品素材ナノ粒子化L-セリンによる加齢性認知症予防戦略の統合研究
研究課題情報
- 体系的番号
- JP24K01703
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 24K01703
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分38050:食品科学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2024-04-01 〜 2027-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 18,590,000 円 (直接経費: 14,300,000 円 間接経費: 4,290,000 円)
研究概要
本研究では、アミノ酸L-セリンが脳内代謝恒常性制御の中核分子として認知機能の維持に必須の代謝物であることの検証と関与機序を解明する。さらにその機能性を高度に活用する新規なL-セリン誘導体の脳変性疾患への保護作用の評価から、認知症への脆弱性を予防可能な食品素材創成への科学的根拠の確立を目的としている。その目的達成に向け、脳内L-セリン合成能変異を導入した2種の認知症モデルの行動、脳機能イメージング、分子発現解析、ならびにそれらモデルへのナノ粒子化L-セリンの保護作用の検証から、脳内L-セリン維持による認知症リスク低減を実証し、関与分子機構を階層横断的な手法により、統合的に解明することを目指す。