プロリン異性化酵素Pin1を標的とした膵癌免疫微小環境制御による新規治療戦略
研究課題情報
- 体系的番号
- JP24K02524
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 24K02524
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分55020:消化器外科学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2024-04-01 〜 2027-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 18,460,000 円 (直接経費: 14,200,000 円 間接経費: 4,260,000 円)
研究概要
膵癌は予後不良な癌腫の一つだが、その特異的な薬剤抵抗性・免疫抑制性の癌免疫微小環境 (TIME)が研究対象となっている。プロリン異性化酵素Pin1はCAFの活性化を介し免疫抑制性の膵癌TIMEに関与しているが、heterogeneityを有するTIMEにおけるPin1発現も異なり、特に免疫細胞におけるPin1の詳細な役割や、免疫回避の機序についての解明は十分でない。本研究ではPin1発現によるscoringやシングルセル遺伝子発現から患者個別のTIME解析を行い、個別のTIMEを再現した膵癌オルガノイドやマウスモデルを用いて、Pin1の機能を解明しTIMEの制御を目指す。