腸内細菌叢は運動と成体海馬神経新生をつなぐミッシングリンクか?
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- 神野 尚三
- 研究代表者
- 九州大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP19K22812
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 19K22812
- 研究種目
- 挑戦的研究(萌芽)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2019-06-28 〜 2022-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 6,500,000 円 (直接経費: 5,000,000 円 間接経費: 1,500,000 円)
研究概要
近年、腸内細菌叢が脳機能に関わっていることが認識され、研究が急速に広まっている。興味深いことに、運動に伴って腸内細菌叢の変化が起こることも報告されている。我々は、豊かな環境による成体海馬神経新生の促進には、歯状回のコンドロイチン硫酸の増加が関わっていることを最近の報告で明らかにしたが、そのメカニズムは未解明のままである。これらを踏まえ我々は、マウスを用いた動物実験により、「運動は腸内細菌叢の中間代謝物を介して間接的に神経新生を促進する」との仮説に基づく分野横断的な検討に取り組む。本研究によって、運動による成体海馬神経新生の促進に腸内細菌叢が関与するメカニズムが明らかになると考えられる。