ゲノム医療が導く究極の膵癌予防法・予防的膵全摘術の適応患者とは?
研究課題情報
- 体系的番号
- JP20H03753
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 20H03753
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
-
- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分55020:消化器外科学関連
- 研究機関
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- 鹿児島大学
- 研究期間 (年度)
- 2020-04-01 〜 2023-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 17,680,000 円 (直接経費: 13,600,000 円 間接経費: 4,080,000 円)
研究概要
依然予後不良である膵癌が、同一膵内に多発する傾向が明らかとなり、その機序解明が膵癌診療対策には欠かせない。膵癌の多発性に関して、慢性刺激により膵全体に遺伝子変異と前癌病変が蓄積され、膵全体が発癌準備状態と考えられ、特に一度発癌のドライバー遺伝子変異のスイッチが入った膵臓は全体が発癌リスクを持つ為、全ての膵癌患者が潜在的に膵全摘術の適応となる可能性がある。この仮説を、発癌を高率に誘導するドライバー遺伝子変異,関連バイオマーカーを発癌前に同定する事で予防的膵全摘術が新たな膵癌治療法として応用できる可能性があるかを多発膵癌患者の切除標本を用いた網羅的遺伝子解析と膵癌発症マウスモデルを用いて検討する。