タナゴ亜科魚類の種多様化を駆動する繁殖ニッチ分化の進化遺伝機構
研究課題情報
- 体系的番号
- JP20K06784
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 20K06784
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分45030:多様性生物学および分類学関連
- 研究機関
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- 三重大学
- 研究期間 (年度)
- 2020-04-01 〜 2023-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,290,000 円 (直接経費: 3,300,000 円 間接経費: 990,000 円)
研究概要
自然史学的・生態学的関心から繁殖ニッチ分化が駆動する表現型多様性や種多様性創出の研究例は少なくない.特に,繁殖寄生を行う動物では宿主利用に関する形質に興味深い形質進化が認められる場合が多く,昆虫類や鳥類を中心に古くから研究されてきた.しかし,その進化機構を遺伝子・ゲノムレベルの枠組みで理解しようという試みはまだ始まったばかりであり,本プロジェクトはその先導的研究の一つである.本研究の対象であるタナゴ亜科魚類はこのような現象を示す代表的脊椎動物の一つであるが,日本を含む東アジア域は本亜科魚類の極めて高い種多様性を示すことから,本プロジェクトの文脈におけるモデル系として大きな利点を有している.