進行神経芽腫に対するMEK阻害剤の臨床応用に向けた耐性メカニズム探索
研究課題情報
- 体系的番号
- JP20K08937 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 20K08937
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
- 研究機関
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- 京都府立医科大学
- 研究期間 (年度)
- 2020-04-01 〜 2024-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 4,030,000 円 (直接経費: 3,100,000 円 間接経費: 930,000 円)
研究概要
進行神経芽腫は現在でも予後不良で,新規治療薬の開発が望まれる. 我々は先行研究でMEK阻害剤Trametinibの神経芽腫に対するin vitroおよびin vivoの治療効果を報告した.その後,臨床応用へ向けてヒトにおける腫瘍摘出後残存病変を模した微少残存病変マウスモデルを作成し,Trametinibを原発腫瘍存在下ではなく腫瘍摘出後の微少残存病変に対して投与することで生存期間を更に延長できることを確認した. 一方、長期投与するとTrametinib耐性となって腫瘍が再増大することも明らかとなった. 本研究では,耐性メカニズムを解明し,それに基づく適切な併用薬を選定し,治療プロトコルを確立する.