19世紀アメリカ作家に及ぼすタイプライターの波及効果に関する多面的研究
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- 中村 善雄
- 研究代表者
- 京都女子大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP21K00353
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 21K00353
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分02030:英文学および英語圏文学関連
- 研究機関
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- 京都女子大学
- 研究期間 (年度)
- 2021-04-01 〜 2024-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 3,510,000 円 (直接経費: 2,700,000 円 間接経費: 810,000 円)
研究概要
19世紀に登場したタイプライターによる口述筆記は、作家にとって執筆の高速化や身体的負担からの解放を意味した。一方で、それは作家の親密圏にタイピストという異性の他者を加えることとなった。本研究ではこの状況を踏まえ、機械/人してのタイプライターの存在によって、作家の執筆環境に生じた変容と影響をメディア論的/文学的観点の両面から総合的に検討していく。具体的には、①タイピストから見た作家像並びに創作過程の検証、②口述筆記に伴う創作スタイルと文体の変化、③打鍵音が作家に齎す心理的影響に関するアフェクト論的考察、④メディア・テクノロジーと常時「接続」するタイピストの意識の変容を主たる課題とする。
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1040850857190888576
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- KAKEN