「自撮り」のメディア文化史
研究課題情報
- 体系的番号
- JP21H00781
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 21H00781
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分08010:社会学関連
- 研究機関
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- 早稲田大学
- 研究期間 (年度)
- 2021-04-01 〜 2024-03-31
- 研究課題ステータス
- 完了
- 配分額*注記
- 5,590,000 円 (直接経費: 4,300,000 円 間接経費: 1,290,000 円)
研究概要
本研究は、21世紀社会における映像文化の変容を「自撮り」の隆盛という視点から捉える。20世紀の大衆的な映像文化においては、人びとが専門家による商業的作品を「受容」する立場で楽しんでいた。しかし21世紀社会におけるカメラ付き携帯電話の普及によって、写真撮影自体の大規模な大衆化と日常化が起き、誰もがいつでもどこでも写真や動画を楽しんで撮影し、それらがSNSを通して社会を大量に流通するようになった。このような新しいメディア環境を考察するにあたって、私たちは「自撮り」に注目したい。人間は、自らをカメラで撮影する/されることを通して、どのような意識を持ち、どのような文化を生み出しているかを考える。