大型自己細胞パッチによる新規先天性横隔膜ヘルニア根治術の開発
研究課題情報
- 体系的番号
- JP22K12784 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 22K12784
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分90110:生体医工学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2022-04-01 〜 2025-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 4,030,000 円 (直接経費: 3,100,000 円 間接経費: 930,000 円)
研究概要
先天性横隔膜ヘルニア(CDH)は、先天的な横隔膜筋 肉の欠損に伴う腹部臓器の胸腔内への嵌入により肺低形成が出現する死亡率25%と予後不良 な疾患である。本疾患の問題点として、欠損孔が大きい症例に対しては人工布を用いて欠損孔閉鎖を行うが、人工布は収縮力がないことや体の成長に応じて大きくならないため、術後再発、胸郭変形などがある。これを解決するために、申請者らはヒトの皮膚線維芽細胞と血管内皮細胞を混合して細胞パッチをバイオ3Dプリンターで作製し、世界で初めて細胞だけで作製したパッチで横隔膜の修復に成功した。そこで本研究では臨床応用に向けてのパッチの大型化と中動物での有効性を実証する研究を行う。