糖尿病性腎症は慢性透析患者の原疾患第一位である。糖尿病を有する透析患者は心血管合併症を有し、死亡リスクが高いことが明らかとなっている。さらに、透析患者の高齢化に伴い透析導入時の身体活動量の低下は生命予後にも影響するため、糖尿病性腎症の発症早期からの身体活動量への介入が重要である。 本研究は、座位行動時間の短縮と低強度身体活動量の増加を目的とし、3軸加速度計と低強度身体活動尺度による身体活動量調査を行い、低活動患者へ座位行動時間の短縮および低強度の身体活動量の増加に向けた支援を構築する。