超高感度熱輸送および磁気測定による新規秩序相と創発準粒子の探索
研究課題情報
- 体系的番号
- JP23H00089 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 23H00089
- 研究種目
- 基盤研究(A)
- 配分区分
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- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 中区分13:物性物理学およびその関連分野
- 研究機関
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- 京都大学
- 研究期間 (年度)
- 2023-04-01 〜 2026-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 47,710,000 円 (直接経費: 36,700,000 円 間接経費: 11,010,000 円)
研究概要
凝縮系物理学において最も魅力的な研究対象は、新規秩序相とそれに伴うエキゾチック準粒子の創発である。ここ数年の大きく発展した例として、磁性体や超伝導体における非自明なトポロジカル秩序相とそれに伴う素励起がある。近年の研究で、超高感度の熱輸送現象と角度分解磁気測定はこのような相や励起を探る強力なプローブであることが実証された。本研究では、強相関係、特に量子スピン系、非従来型超伝導体、異常金属・絶縁体をターゲットに、熱ホール効果と磁気異方性を世界最高感度で測定できる装置を用い、さらに弾性抵抗測定等と組み合わせることにより、これまで検出できなかった新規秩序相と創発エキゾチック準粒子の検出を試みる。