原因に関わらず間質性肺炎の中でも線維化を呈する集団予後は不良であることが知られている。また、進行性線維化を来たす間質性肺炎の中で特発性肺線維症において肺内に特異的なマクロファージ集団の出現が報告されている。 本研究では進行性線維化を呈し得る間質性肺炎において同様のマクロファージ集団が増加しているか評価するため、患者から採取した気管支肺胞洗浄中のマクロファージをマスサイトメトリーでの解析し、臨床情報を照らし合わせることで疾患経過との関連を検討する。 本研究により早期の線維化進行予測、早期の抗線維化薬導入による予後改善、さらにはマクロファージを標的とした新規治療開発に繋がることが期待される。