膵の硬度測定による病態解析の試み
研究課題情報
- 体系的番号
- JP24K10890 (JGN)
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
科研費情報
- 研究課題/領域番号
- 24K10890
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分52040:放射線科学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2024-04-01 〜 2027-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 4,290,000 円 (直接経費: 3,300,000 円 間接経費: 990,000 円)
研究概要
深部臓器である膵の硬さを体外から測定することは困難とされ、膵の硬さを体外から計測する手法は確立されていない。慢性膵炎は膵実質の脱落・線維化が生じる不可逆的な病態であるが、早期慢性膵炎の段階で膵の硬化・線維化がすでに生じているとされる。 本研究では、臨床で広く普及しているCTを用いて膵の硬さ(線維化)を測定し病態解析を行う。膵の線維化は細胞外スペースの増加に反映されるので、dual energy CTで測定される細胞外液量から膵線維化を推定し、早期慢性膵炎の低侵襲的な診断法を確立する。この研究は、膵内分泌機能・外分泌機能のバイオマーカーや癌の悪性度診断、術後合併症の予測などへの応用が期待できる。