大腸癌発癌過程における粘膜特異的免疫エコシステムの解明
研究課題情報
- 体系的番号
- JP24K11849
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 24K11849
- 研究種目
- 基盤研究(C)
- 配分区分
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- 基金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分55020:消化器外科学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2024-04-01 〜 2027-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 4,550,000 円 (直接経費: 3,500,000 円 間接経費: 1,050,000 円)
研究概要
大腸粘膜では、免疫系が外来物質を選別し共生もしくは排除することで生体恒常性を維持している。この部位特異的な免疫系と微生物叢の発達による独自の共生エコシステムが、発癌や癌の進展に寄与しているとされる。また近年シングルセルトランスクリプトーム解析等の手法が普及し、腫瘍微小環境の多様性、細胞間相互作用を詳細に解析可能となった。本研究では、大腸癌発癌の各段階における大腸粘膜のエコシステムの変化を、菌叢解析とsingle cell RNA sequencing (scRNA-seq)の技術を用いて解明し、発癌過程において癌細胞の免疫回避に関わる菌叢の変化やその機序を解明する。