水素吸蔵ナノ粒子・中性子散乱によるサブミクロン領域での未知相互作用の探索
研究課題情報
- 体系的番号
- JP23K22502
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 23K22502
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
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- 基金
- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分15020:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する実験
- 研究機関
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- 大阪大学
- 研究期間 (年度)
- 2022-04-01 〜 2026-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 15,210,000 円 (直接経費: 11,700,000 円 間接経費: 3,510,000 円)
研究概要
重力は、弱い重力場の近似では逆二乗則にしたがうと考えられているが、数ミクロン以下の距離ではコンパクト化された余剰次元の効果により、逆二乗則からのずれが生じ、重力様の未知相互作用として現れ得る。そのような未知相互作用は、約100nm以上の領域では ねじり秤等を用いて精密な探索が行われているが、100nm以下では分子間力が深刻なバックグラウンドとなる。 本研究は、分子間力の影響を受けない中性子小角散乱を用い、さらに標的物質の核散乱長を測定中にリアルタイムで精密に制御することで、核力の影響をも極限まで低減する。これによって100nm以下での感度を3~5桁改善し、未踏の領域での未知相互作用探索を行う。