超原子軌道イメージング
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- 堀尾 琢哉
- 研究代表者
- 九州大学
研究課題情報
- 体系的番号
- JP23K23304
- 助成事業
- 科学研究費助成事業
- 資金配分機関情報
- 日本学術振興会(JSPS)
- 研究課題/領域番号
- 23K23304
- 研究種目
- 基盤研究(B)
- 配分区分
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- 基金
- 補助金
- 審査区分/研究分野
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- 小区分32010:基礎物理化学関連
- 研究機関
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- 九州大学
- 研究期間 (年度)
- 2022-04-01 〜 2025-03-31
- 研究課題ステータス
- 交付
- 配分額*注記
- 17,680,000 円 (直接経費: 13,600,000 円 間接経費: 4,080,000 円)
研究概要
バルク金属とは異なり,金属ナノクラスター(原子数100 個以下の極微小粒子)では,量子サイズ効果が顕在化します。金属クラスター中の価電子は原子軌道と類似の超原子軌道という特殊な分子軌道を形成することが理論的に示されますが,その実証例が極めて限られています。本研究では,研究代表者が独自に発案した超高効率光電子画像観測法を駆使して,この超原子軌道の可視化計測(超原子軌道イメージング)に挑戦します。サブナノメートルスケールの量子井戸に束縛された電子の振る舞いを明らかにすることは,量子論を深化させるのみならず,今後益々発展が期待される量子材料研究に資する学術的知見を創出します。