ヒトは子をみんなで育てる動物である。しかし現代の核家族社会では、夫婦は二人だけでの子育てを強いられ、特に母親への負担は非常に大きい。本研究ではこの問題に対応し、母親が育児においてもっとも負担感を感じている赤ちゃんの寝かしつけに有用なプロダクトを創出し、さらにそれを社会実装する。 そのためにまず、乳児がどのような刺激に対してリラックスして鎮静し入眠するのかを科学的に解明する。ついで、得られた知見を活用し、適切な刺激で乳児を睡眠に誘うプロダクトを提案・設計・製作する。さらに評価実験を通してその有用性を検証したうえで、研究成果を社会実装する。