国内女子ビーチハンドボール競技におけるシュートに着目したゲーム分析

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タイトル別名
  • The game analysis of shot in women’s beach handball game
  • コクナイ ジョシ ビーチハンドボール キョウギ ニ オケル シュート ニ チャクモク シタ ゲーム ブンセキ

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抄録

近年,スポーツにおける戦術はデータ分析を用い検討されている。しかし,ビーチ競技スポーツに関するゲーム分析の報告は少ない。その為,日本におけるビーチハンドボール戦術は明らかにされていない。本研究目的は,女子ビーチハンドボールゲームに有効な戦術を,シュートに焦点をあて明らかにする事である。本研究は,以下の2つの調査を行った。1)各セットの得点差 分析対象ゲームは,富浦さざ波大会と,全日本ビーチハンドボール大会とした。上位試合になるにつれて1点,2点を争う試合展開になる事が明らかになった。 2)各2点シュートの数と成功率 優勝チームのシュート数は,大会を通じて1点のシュートより2点のシュート数が多かった。 2点シュートの中でもSPEとSPSのシュート数は多く2ptの72.3%を占めた。specialist(SPE)のシュート数は32本であり,成功率は63%であった。一方,6meters throw(6M)のシュート数は6本であり,成功率は100%だった。本研究結果は対戦相手によって変化する事が予想される。つまり相手チームに応じて2点のシュート数とシュート率が変化するであろう。 ゲーム分析は確率論からチームの戦術に活用できる。しかし,ビーチハンドボールのようなゲーム分析には自然環境も考慮する必要もあるだろう。

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