コンクリートの耐凍害性に及ぼす粗骨材の線膨張係数と石粉の影響
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説明
石灰岩粗骨材を用いたコンクリートは、耐凍害性がやや低下するとの報告があり、ここでは石灰岩の特徴である線膨張係数の小ささと石粉の多さが耐凍害性に及ぼす影響を検討した。石粉の影響では、石粉はその成分によらず、耐凍害性を向上させる効果と空気量を低下させる効果をあわせもっているといえる。さらに、石灰岩粗骨材とモルタルの線膨張係数との差によって生ずる微視的温度応力を検討し、これはコンクリートの耐凍害性を低下させる原因のひとつと考えられたが、この大きさだけでは耐凍害性を説明できず、これによって発生するひびわれの量が影響することが考えられた。
収録刊行物
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- コンクリート工学年次論文集
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コンクリート工学年次論文集 22 (2), 787-792, 2000-07
日本コンクリート工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001201679250048
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- NII論文ID
- 120004469996
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- NII書誌ID
- AA12600419
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- HANDLE
- 10258/1324
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- ISSN
- 13477560
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles