大学英語授業における主体的・協働的な学びに関する一考察

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タイトル別名
  • ダイガク エイゴ ジュギョウ ニ オケル シュタイテキ ・ キョウドウテキ ナ マナビ ニ カンスル イチ コウサツ
  • A Study on Self-Directed and Collaborative Learning in University English Language Classes

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抄録

type:text

文部科学省は,今後「学力の3要素」を踏まえ,校種を問わず「課題解決に向けた主体的・協働的な学び(アクティブ・ラーニング)」を導入することを奨励している.本研究の目的は,文教大学教育学部における英語教育プログラムの開発に資するために,共通教育としての英語授業履修者に,「内容・言語統合型学習(CLIL)」を応用した主体的・協働的な学びを実体験させ,その教育的効果や問題点を究明することである.授業では,英語で書かれた社会的・教育的問題について批判的思考を促し,肯定・否定の立場に基づくグループ協議・発表につなげ,最後には個人のエッセイ・ライティングとスピーチに発展させた.結果として,教材の内容に関する興味・関心の強化,批判的思考能力・言語能力の向上,協働学習・学びの共同体への認識の深化が認められた.学部全体の授業実践を通して,継続的に研究する必要がある.

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