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- 舌への刺激がラットの記憶力に及ぼす影響
- シタ エ ノ シゲキ ガ ラット ノ キオクリョク ニ オヨボス エイキョウ
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Abstract
舌には味覚だけではなく体性感覚を伝える感覚神経が,密に分布している。これまでの先行 研究において,舌の味覚受容については多くの研究がなされているが,舌のもう一つの重要な 役割である体性感覚についての研究は少ない。特に舌への触・圧覚刺激のみの刺激と脳の記憶 力に関する詳細な報告は少なく,今日に至っても明らかではない。そこで,本研究では舌への 触・圧覚刺激が, 脳の発達と記憶力・学習能力に及ぼす影響を行動学的手法,免疫学的手法を用 いて検討をした。その結果,学習・記憶機能評価である8方向放射状迷路試験とStep-down 試験 では,刺激強度0.73 newton(N)群では,コントロール群に対し記憶力の増強が認められた。 さらに,舌への触・圧覚刺激は,ラット海馬におけるc-Fos 陽性細胞増加させた。しかし, BrdU 陽性細胞やBDNF mRNA の若干の増加は認めたが,有意差を認めるには至らなかった。 BrdU 陽性細胞やBDNF mRNA のを増加させた。これらの結果から,舌への触・圧覚刺激は, ラットの海馬を活性化させ,成長因子の増加や細胞新生を促進させることで,記憶力の増強に 影響した可能性が示唆された。
Journal
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- Journal of Kumamoto Health Science University
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Journal of Kumamoto Health Science University (15), 73-82, 2018-03
熊本保健科学大学
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050001201680092288
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- NII Article ID
- 120006480047
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- NII Book ID
- AA12816509
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- ISSN
- 24335002
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- NDL BIB ID
- 028968933
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles