精神科病院における朝顔栽培の取り組みとその効果

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タイトル別名
  • Approach and The Effect of Mornig-glory Cultivation in Psychiatry Department Hospital
  • セイシンカ ビョウイン ニ オケル アサガオ サイバイ ノ トリクミ ト ソノ コウカ

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抄録

今回、A施設が開発中の朝顔栽培のプログラムに沿ってB精神科病院にて朝顔栽培の取り組みを行い、園芸作業前後の対象者の気分の変化について調査した。調査はB精神科病院C病棟に入院中で研究協力の説明を受けた後、同意が得られた患者20名を対象とし、フェイススケール(気分最高5点~最悪1点)を用いて行った。その結果、初回を除き、2回目以降の園芸作業において有意に値が上昇しており、リラックス効果が得られていた。また、対象者自身が、朝顔栽培に興味を持ち、楽しみながら育てることができ、朝顔栽培を通して、愛他性、責任感が芽生え、忍耐力・持続力の増強、自尊心の向上、人の役に立つという有用感の体験につながった。

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