書誌事項
- タイトル別名
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- Youth Cognition of Social Groups as Observed in Questionnaire Research
- ガクセイ アンケート ニ ミル ワカモノ タチ ノ シャカイ イシキ
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説明
近年の若者論によれば,身近な集団における人間関係の希薄化,ある種のナショナリズムの高まり等が生じていると言われる.これは従来から指摘されてきた日本の学校文化論,すなわち学校や学級という身近な集団への帰属意識の高さを特徴とする見方と食い違っている.現代の若者たちの社会意識はどうなっているのか,簡単なアンケート調査を実施した結果,「愛国心」「愛国心教育」を肯定的・やや肯定的に捉える回答は,確かに多く見られたが,それは素朴なものであり,また家族や学校・学級という身近な集団を大切に思うという回答も非常に多かった.これらのことから,身近な集団における人間関係の希薄化,ある種のナショナリズムの高まりが同時進行しているとは必ずしも言いきれない,と結論づけられた.
収録刊行物
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- 教育学部紀要
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教育学部紀要 42 1-9, 2008-12-01
文教大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001201681998720
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- NII論文ID
- 110007004641
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- NII書誌ID
- AN00221889
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- NDL書誌ID
- 10279373
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- ISSN
- 03882144
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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