武道における心身の相関を繙くための一試論 : 『兵法家伝書』における「身」の記述の分析から

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タイトル別名
  • ブドウ ニ オケル シンシン ノ ソウカン オ ヒモトク タメ ノ イチ シロン : 『 ヘイホウカ デンショ 』 ニ オケル 「 ミ 」 ノ キジュツ ノ ブンセキ カラ
  • A Study of the Relationship between the Mind and Body in Martial Arts: Based on an Anaysis of the Description of the "Body" of the Book of Heiho-kadensho

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抄録

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本稿では,柳生新陰流の継承者である柳生宗矩が著した『兵法家伝書』における「身」についての考察を行った.同書にみる「身」は,防御としての身,名称としての身,自分の「こと」としての身,体の一部位としての身,心を包含した身,その他の6つに区分けすることができた.さらに,それらの意図する内容を詳細に検討した結果,柳生宗矩が把握する「身」とは,身体,躯幹,心身といった言葉に収斂されるという結論に至った.

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