サモア語、タヒチ語、ハワイ語における不定名詞句の現れ方について

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タイトル別名
  • Occurrence of Indefinite Noun Phrases in Samoan,Tahitian, and Hawaiian
  • サモアゴ 、 タヒチゴ 、 ハワイゴ ニ オケル フテイ メイシク ノ アラワレ カタ ニ ツイテ

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抄録

ポリネシア諸語に属するサモア語のse、タヒチ語のe、ハワイ語のheは従来不定冠詞と分析されてきたが、不定冠詞というだけでは説明できない機能を持っていること、また、不定冠詞の使用が予想されるところで定冠詞が多用されることが、指摘されてきた。本稿では、「AはB(という属性を持つグループの一員)である」という意味を表すコピュラ文、存在文、所有文、及び「~のような」という比喩を表す慣用表現において、不定冠詞がどのように現れるか、三言語間で比較対照を行った。さらに、不定冠詞の現れ方の違いについて、元々syntagmaticな関係にあった二つの語の機能の統合、及び、元々paradigmaticな関係にあった二つの語の機能の統合として、説明を試みた。

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