介護予防教室における回想法の意義

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  • Reminiscence Therapy in the Community Living Elderly
  • カイゴ ヨボウ キョウシツ ニ オケル カイソウホウ ノ イギ

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抄録

9.00E+12

9.00E+12

地域在住一般高齢者を対象に、介護予防教室としての回想法の認知機能、主観的幸福感、抑うつ程度に対する介入効果について検討した。本研究の対象はA市の3地区(B地区、C地区、D地区)で、それぞれ2007年、2008年、2009年に出雲市共同事業に任意に参加した地域在住高齢者38名(平均年齢79.7±6.9歳、男性10名、女性28名)である。認知機能改善効果については参加者の平均年齢の若いB地区では効果も大きく有意差が見られ、その他の地域では有意差はみられないまでも若干の向上が伺えた。また、主観的幸福感、抑うつ程度については、主観的幸福感の低下や抑うつ程度の上昇などがみられた。今後、回想の個人差やグループの関係性などにも配慮し、質的評価を加えながらプログラムの検討をはかり、介護予防教室における回想法の有効性の検討の必要性が示唆された。

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