根治的恥骨後式前立腺全摘除術クリニカルパス導入の検討

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  • Clinical pathway for retropubic radical prostatectomy
  • コンチテキ チコツコウシキ ゼンリツセン ゼンテキジョジュツ クリニカル パス ドウニュウ ノ ケントウ

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抄録

熱型表, 医師記録, 看護記録を一体化したオールインワン型クリニカルパスを作成し, 導入前後を比較検討した。2003年8月~2004年12月に恥骨後式前立腺全摘除術を施行した33例(56~77歳)のパス前と2005年1月~10月の27例(54~77歳)のパス後を対象に行った。パス導入後に早期歩行開始, 早期食事開始, 点滴施行期間の短縮, 点滴抗生剤投与期間の短縮の達成ができ, 術後在院日数が2.1日の短縮が可能となり, 診療点数も平均9417点と有意に削減できた。パス導入後のバリアンス評価では退院を延期されるものとして尿道カテーテル抜去関連が7例と最多であり, 今後のパス設定は8~11日が適当と考えられた。看護師アンケート調査からも患者把握やカルテ記載の改善を認める結果が得られた。

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