胸部異常陰影から発見された前立腺癌の1例

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タイトル別名
  • A case of prostatic cancer discovered from lung metastatic lesions
  • 症例 胸部異常陰影から発見された前立腺癌の1例
  • ショウレイ キョウブ イジョウ インエイ カラ ハッケン サレタ ゼンリツセンガン ノ 1レイ

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抄録

70歳男性.患者は検診時に胸部X線上の異常陰影, PSAの異常高値を指摘され, 著者らの施設へ紹介入院となった.入院時, 胸部X線・CTでは多発性結節影を認め, 骨盤部CTではリンパ節腫大を認めた.更に骨シンチでは右恥骨部に異常集積を認め, 前立腺生検では中分化から低分化腺癌の増殖を認めた.以上より, 肺・骨盤内リンパ節・骨転移を伴う前立腺癌stage D2と診断し, 内分泌療法(CAB療法)を開始した.治療開始6ヵ月後でPSAは感度以下となり, 16ヵ月現在, 肺転移巣は縮小瘢痕化し, リンパ節腫大および右恥骨部の異常集積も消失した

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 52 (2), 147-149, 2006-02

    泌尿器科紀要刊行会

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