次近接相互作用と1イオン型異方性をもつS=1ハイゼンベルグ鎖におけるカイラル秩序相(京大基礎研短期研究計画「フラストレーションとカイラル秩序」,研究会報告)

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タイトル別名
  • 次近接相互作用と1イオン型異方性をもつS=1ハイゼンベルグ鎖におけるカイラル秩序相
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抄録

フラストレーションと1イオン型異方性をもつS=1ハイゼンベルグ鎖の基底状態を、特にカイラル秩序相の出現に注目して調べた。このカイラル秩序相では、古典的なヘリカル秩序無しに、最近接スピン間のカイラリティk_i=S^x_lS^y_<l+1>-S^y_lS^x_<l+1>のみが長距離秩序している。我々は系の基底状態相図を数値的に決定した。その結果、カイラル秩序相が相図の広い範囲で出現することや、カイラル秩序相には、エネルギー・ギャップやストリング秩序の有無によって区別される複数のタイプのものが存在することがわかった。

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収録刊行物

  • 物性研究

    物性研究 75 (1), 139-142, 2000-10-20

    物性研究刊行会

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