精巣上体腫瘍により発見された悪性リンパ腫の1例

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タイトル別名
  • A case of malignant lymphoma presenting as epididymal tumor

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説明

症例は56歳男で, 右陰嚢内容の無痛性腫大を主訴とした.右陰嚢内, 精巣上体に5cm大の表面平滑, 右様硬の腫瘤を触知した.右精巣摘除術を施行した.組織学的に精巣上体腫瘍は非Hodgkin悪性リンパ腫と診断された.精巣・精索には異常はなかった.術後CTにて上腹部横隔膜近傍に傍大動脈リンパ節腫大と左上肺野に2cm大の腫瘤影を認めた.悪性リンパ腫に対し化学療法を施行し, その後左肺上葉切除術を施行した.腫瘍経は3cm大, 病理診断は中分化型腺癌であった.精巣摘除術8ヵ月後に, 原因不明のまま急死した

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 44 (3), 195-198, 1998-03

    泌尿器科紀要刊行会

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