気候変動に対する先行適応のための流域スケールでの洪水および渇水リスク評価

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タイトル別名
  • Anticipatory Adaptation to Flood and Drought Disaster due to Climate Change

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抄録

IPCCの第4次評価報告書における排出シナリオSRES-A1Bに基づいた超高解像度GCMの出力結果を用いて,四国の吉野川流域を対象に,将来の気候変動に伴う流域災害環境の変動予測を試みた。ここでは,洪水リスクだけでなく渇水リスクの評価にも対応できるように,短期流出だけでなく長期流出にも対応した分布型流域環境評価モデル(Hydro-BEAM)を用いた流出解析を試みた。解析対象期間は,現在気候条件が1981縲・000年,将来気候条件が2080縲・099年の各20年間である。まず,現在気候条件下で,GCM出力値と地上気象観測値との時空間的な差異(バイアス)の実態を把握し,その後,Hydro-BEAMによる流出解析結果と実測流量との比較を行い,さらに,将来気候条件と現在気候条件のGCM出力値を入力とした流出解析結果を比較して,将来流域環境の変動予測を試みた。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1050001202065343872
  • NII書誌ID
    AN00027784
  • ISSN
    0386412X
  • HANDLE
    2433/129288
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    departmental bulletin paper
  • データソース種別
    • IRDB

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