非平衡系の熱力学とその分子論的基礎(第45回物性若手夏の学校(2000年度)(その2),講義ノート)

書誌事項

タイトル別名
  • Nonequilibrium Statistical Physics Young Physicists' Summer School 2000
  • 非平衡系の熱力学とその分子論的基礎
  • ヒヘイコウケイ ノ ネツリキガク ト ソノ ブンシロンテキ キソ

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抄録

流体における粘性現象、熱伝導現象、溶質の拡散現象を非平衡熱力学の枠組みで整理してみる。つまり、エントロピーの独立変数の中に、物質の流れを表す変数を導入する。流体方程式、拡散方程式、エネルギー密度に対する発展方程式などは、可逆な部分と不可逆な部分とに分離され、それぞれ示強パラメータに対して、反対称係数、対称係数によって結ばれる。この現象論は、さらに局所平衡分布を基本とするZubarevの方法により、微視的な意味も明らかとなる。ボルツマン方程式、線形応答理論についての解説も行う。

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。

講義

収録刊行物

  • 物性研究

    物性研究 75 (4), 565-611, 2001-01-20

    物性研究刊行会

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