血漿交換が奏効した生体腎移植術後促進型急性拒絶反応の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A case of accelerated acute rejection in kidney transplantation rescued by plasma exchange
  • 症例 血漿交換が奏効した生体腎移植術後促進型急性拒絶反応の1例
  • ショウレイ ケッショウ コウカン ガ ソウコウ シタ セイタイジンイショク ジュツゴ ソクシンガタ キュウセイ キョゼツ ハンノウ ノ 1レイ

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説明

30歳女, 患者は生体腎移植術を希望し, 実母をドナーとして生体腎移植が施行された.だが, 術後24時間以降において促進型急性拒絶反応と診断し, ステロイドパルス療法が施行された.更に新鮮凍結血漿60単位を置換液として血漿交換(PE)を行ない, 術後8, 9日目にDFPP(double filtered plasmapheresis)が施行された.その結果, 術後6日目より尿量の増加を認め, 術後12日目には腎機能が改善し安定した.術後51日目にサイトメガロウイルス(CMV)抗体価が陽性となったが, これはガンシクロビルより陰性化した.以後, 18ヵ月経過した現在, 良好な腎機能を保っている

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 51 (5), 325-329, 2005-05

    泌尿器科紀要刊行会

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