PSA densityの意義 : 前立腺特異抗原がGray zoneに在る症例での検討

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  • Significance of PSA-density: analysis in PSA gray zone cases

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抄録

1998~2000年に前立腺特異抗原(PSA)の高値(4以上)を指摘された為に精査目的で受診, もしくは排尿障害などを理由に受診した症例を対象とした.生検後の病理診断結果は116例で前立腺癌を認めず, 88例に前立腺癌を認めた.又, 生検を行った204例のうち81例がPSAが4以上10未満のgray zoneに属していた.生検での癌の検出率はPSA 4未満では11例中1例, 4以上10未満では81例中11例, 10以上20未満では49例中16例, 20以上30未満では20例中15例, 30以上では42例中42例であった.PSA gray zoneの79例に前立腺触診を施行し, 検出感度は35.7%, 特異度は73.8%であった.PSA gray zoneにおいてPS densityを検討すると, 生検で癌が検出されなかった症例が0.26, 癌が検出された症例が0.53で両者で有意差を認めた

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 47 (9), 611-613, 2001-09

    泌尿器科紀要刊行会

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