両側陰嚢水腫を併発し著明な陰嚢腫大を呈した両側精液瘤の1例

書誌事項

タイトル別名
  • Bilateral spermatocele concurrent with bilateral scrotal hydrocele presenting huge scrotal swelling

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説明

われわれは両側陰嚢水腫を併発し, 著明な陰嚢腫大を呈した両側精液瘤の1例を経験したので報告する。症例は52歳, 男性。著明な両側陰嚢腫大を主訴に受診。エコーおよびMRIにて両側陰嚢水腫および両側精液瘤と思われる多房性の液体貯留を認めた。精液検査は異常なく, 精管結紮術や陰嚢部の外傷などの既往もなかった。最初は吸引穿刺を行ったが, その後以前より急速に増大するため手術を施行した。両側精液瘤は比較的稀な疾患であり, 両側陰嚢水腫を伴った症例はこれまでに報告がない。(著者抄録)

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 53 (10), 729-731, 2007-10

    泌尿器科紀要刊行会

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