膀胱平滑筋腫の3例 ―本邦151例の検討―

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タイトル別名
  • Leiomyoma of the urinary bladder: report of three cases

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説明

症例1:57歳女.MRIでT1強調像で低信号の内部均一の腫瘤を膀胱左側壁に認め, また, 子宮筋腫も認めた.膀胱鏡検査で左尿管口を腹側へ圧排する正常粘膜に覆われた半球状の腫瘤を認め, 膀胱粘膜下腫瘍の疑いで全身麻酔下に膀胱部分切除術と尿管膀胱新吻合術を施行し, 平滑筋腫と病理診断した.術後10ヵ月の現在, 再発は認めない.症例2:73歳女.MRIで膀胱腔内に前壁より突出したT1強調像で低信号, T2強調像で低信号の内部均一な腫瘤を認め, 膀胱鏡検査で頂部に正常膀胱粘膜に覆われた腫瘤を認めた.膀胱粘膜下腫瘍の疑いで硬膜外麻酔併用脊椎麻酔下にTURBTを施行し, 平滑筋腫と病理診断した.術後42ヵ月の現在, 再発は認めない.症例3:52歳女.MRIで子宮筋腫を認め, 膀胱鏡検査で右後壁に正常粘膜に覆われた半球状の隆起を認めた.膀胱粘膜下腫瘍の疑いで硬膜外麻酔併用脊椎麻酔下にTURBTを施行し, 平滑筋腫と病理診断した.術後50ヵ月の現在, 再発は認めていない

収録刊行物

  • 泌尿器科紀要

    泌尿器科紀要 49 (11), 671-674, 2003-11

    泌尿器科紀要刊行会

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