不登校生徒の性別にみる進路形成の特徴

書誌事項

タイトル別名
  • シャカイガク フトウコウ セイト ノ セイベツ ニ ミル シンロ ケイセイ ノ トクチョウ
  • フトウコウ セイト ノ セイベツ ニ ミル シンロ ケイセイ ノ トクチョウ
  • Sex differences of carrier formation amang non-attendants in secondary school

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抄録

はじめに : 「進路形成問題」としての「不登校問題」 : 人が人生を歩むとき, さまざまな出来事に遭遇する。それは当人の人生にとって致命的な事態として映る事態もあれば, 当人にとってはさほどの意識はなくとも周りの者はきわめて深刻な事態として受け止め, その人の将来を愁うような事態もある。しかし, いずれの場合でも, 人々は, なんらかの形でその出来事に対処しながら, そこからもたらされる新たな事態の展開を踏まえて次のステップを再構成し, 自らの歩みを進めていくことになる。本研究が調査研究の対象とした中学校第3学年時に不登校という事態を抱えた人々にとって, 卒業後の進路を決定する過程や卒業した後の生活は, 上記のような不登校という事態を改めて組み込みつつ生活を再構成していく営みという側面をもっている。……

収録刊行物

  • 人文研究

    人文研究 53 (3), 1-22, 2001-12

    大阪市立大学大学院文学研究科

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