戦争文学と笑い

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  • センソウ ブンガク ト ワライ

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抄録

序論 : 本論は、アジア・太平洋戦争の従軍体験を持つ日本人作家によって描かれた戦争文学中の笑いの表現に注目して作品批評を行うものである。従来、日本の戦争文学は、主に作家の戦争責任や戦争批判の視点から論じられてきた。戦後、日本の戦争文学批評の視座が政治イデオロギーの領域に固定されていた一方で、戦争の記憶の語り手である戦争体験者は、時間の経過と共に高齢化・減少し、それに伴い、戦争の語りの質そのものが変化しつつある。……

収録刊行物

  • 表現文化

    表現文化 7 43-61, 2013-03

    大阪市立大学文学研究科表現文化学教室

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