全国消費実態調査における勤労者世帯の個人収入と労働力調査における仕事からの収入

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タイトル別名
  • ゼンコク ショウヒ ジッタイ チョウサ ニオケル キンロウシャ セタイ ノ コジン シュウニュウ ト ロウドウリョク チョウサ ニオケル シゴト カラ ノ シュウニュウ
  • 'Personal Income' of Worker's Households in "National Survey of Family Income and Expenditure" and 'Income and Job' in "Labor Force Survey"

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抄録

1 はじめに : 所得分布についての統計としては、永く世帯別のもののみが存在した。全国消費実態調査と、それに重なる速報性の高い家計調査の歴史が古い。また労働者のみが対象であるが、就業構造基礎調査があり、全世帯を対象にしたものとしては国民生活基礎調査がある。このうち、家計調査については継続的に入れ替えられる同一標本世帯の毎月のデータを得ることができることから、時系列を確保できるメリットがあるものの、調査目的、歴史的経緯、速報性の確保などの点から「典型性」が強く表れ、無作為性が犠牲になっていることが指摘できる。……

収録刊行物

  • 経営研究

    経営研究 62 (2), 127-138, 2011-08

    大阪市立大学経営学会

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