宇野三段階論の形成過程 : 宇野弘蔵の経済学と日本資本主義論争(2)

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タイトル別名
  • ウノ サンダンカイロン ノ ケイセイ カテイ ウノ コウゾウ ノ ケイザイガク
  • ウノ サンダンカイロン ノ ケイセイ カテイ ウノ コウゾウ ノ ケイザイガク トニホン シホン シュギ ロンソウ 2
  • The formation of three-stage theory : the political economy of Kozo Uno and Japanese capitalism controversies(2)

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抄録

II 宇野三段階論の形成過程 : 前稿では, 1930年代日本資本主義論争時, 論争の当事者であった講座派と労農派をそれぞれ典型的に採り挙げ, それらの思考様式を, その時間(歴史)認識および空間(世界)認識の両面から考察して両派の対極的関係を際立たせつつ, 宇野弘蔵の経済学がこれら二様の対極的時空認識を方法的に克服することを意図して構想されたものであり, またその限りにおいて日本資本主義論争を方法的に止揚するものであったりという宇野派通有の評価を提示することは可能であると論じようと試みた。……

収録刊行物

  • 経済学雑誌

    経済学雑誌 99 (1), 2-20, 1998-05

    大阪市立大学経済学会

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