<論考> 2つのタイプのプロセッサーによるオーダー処理システム (情報社会学部特集号)

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タイトル別名
  • <Article> Order Processing System with 2 Types of Processors (Special Issue of the Faculty of Information Technology and Social Sciences)
  • ロンコウ フタツ ノ タイプ ノ プロセッサー ニヨル オーダー ショリ システム ジョウホウ シャカイ ガクブ トクシュウ ゴウ

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抄録

type:01 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper

前報[1](大経大論集 第63巻第3号)で、多工程生産による効果を生産時間など時間的な面からモデル化して分析した。工業集積、生産集中の有利性を明らかにすることを問題にしたので、特に生産というものに焦点をあてモデル化していたが、本稿では、生産に限らずより広く一般的に考えて、オーダーを受けてプロセッサーがオーダー処理をするシステムを検討している。多くのプロセッサーがあるシステムであっても、集中効果が表れるタイプと表れないタイプがある。この2つのタイプのプロセッサーが混在するシステムを対象にして、リードタイム、システム操業率について数値計算をもとに分析し、オーダー処理システムの特性を考察することに研究の目的がある。第2章では、多数のプロセッサーによりリードタイムが減少する形で有利性が生じることを示している。第3章では、2つのタイプのプロセッサーが混在するシステムを対象とし、自由処理指向率という指標とリードタイムとの関連、システム操業率を分析し、さらに2つのタイプの間でのオーダー移行という観点から、リードタイム最小化をもたらす要因を考察している。第4章は、この研究の要約である。

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