『法華経』における「諸法実相」
書誌事項
- タイトル別名
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- 'Dharma-Svabhva' in "Saddharmapuarika"
- ホケキョウ ニオケル ショホウ ジッソウ
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説明
この論文では、漢訳『妙法蓮華経』のサンスクリット原典である『サッダルマ・プンダリ-カ』(Saddhamapu pdarika)(『正しい白蓮の教え』)において「ダルマ・スヴァバーヴァ」(dhama-svabh岳va)(dhamaの本質)と表現されていることがらに関して、それを、「諸仏が教える修行の法の本質」ではなく「存在するものたちの真実の在り方」と理解する解釈が見られるが、それは、漢訳『妙法蓮華経』において「諸法実相」と表現されることがら関する独自の解釈(おそらくは「天台教学」的と言われる解釈)があらかじめその外部に前提され、そのために、この解釈がひるがえってサンスクリット原文の`dhama-svabhava'の解釈にまでひそかに反響していることによるのではないか、という推定が提示される。
収録刊行物
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- 弘前大学教育学部紀要
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弘前大学教育学部紀要 (93), 25-36, 2005-03-30
弘前大学教育学部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001202538759808
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- NII論文ID
- 110001876924
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- NII書誌ID
- AN00211590
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- ISSN
- 04391713
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- HANDLE
- 10129/333
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- NDL書誌ID
- 7690946
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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