ヴォランタリー・アソシエーションの発達社会学的分析 : 青年サークルにおける「余暇善用型の克服」をめぐって

Bibliographic Information

Other Title
  • ヴォランタリー アソシエーション ノ ハッタツ シャカイガクテキ ブンセキ セ
  • A Case Study of a Youth Chorus Circle (2) : Mainly on the Change of "Leisure-oriented Type" in the Voluntary Association
  • ヴォランタリー アソシエーション ノ ハッタツ シャカイガクテキ ブンセキ

Search this article

Description

仙台市の青年合唱サークルを,個人の発達にかかわるヴォランタリー・アソシエーション(Ⅴ ・A)の意義を明らかにするための事例としてとりあげ,余暇善用志向の克服をめぐる個人の態度決定の変化を中心に分析を行う。15年の歩みの中で2度の画期があったが,集団としては2つのタイプに分けられることが論証され,世代としては3つの集団に分けることができた。余暇善用やサークル志向から運動志向へと変化するケースが特徴的にみられたのは両タイプを経験した世代であったことから,Ⅴ・Aのタイプそのものが発達を規定するものではないこと,集団の持続の論理を否定した形で生み出される個人の活動の持続性とその条 件を作り出すことが,余暇善用型の克服を目指すⅤ・Aの課題であり,成員の発達に関与するとはいってもインフォーマルな形で展開される傾向の強い集団の教育力は,外側との関わりを意識的に追求することによって発揮されることが提起された。

Journal

Details 詳細情報について

Report a problem

Back to top