芥川龍之介「蜘蛛の糸」を読む
書誌事項
- タイトル別名
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- Reading Ryunosuke Akutagwa's "Kumonoito"
- アクタガワ リュウノスケ クモ ノ イト オ ヨム
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説明
講義での学生の反応や小中学校の児童生徒の読書感想文、多くの先行研究を見るかぎり、「蜘蛛の糸」という小説は、因果応報の物語としては読まれていない。作中にいくつかの強い反発を誘う要素があり、読者が釈迦を批判しつつ犍陀多を免罪しようと試みるためである。拙稿では、そのような読者の反応について、本文を丁寧に読み解くことを通して再考するとともに、「蜘蛛の糸」の小説としての可能性を論じた。
収録刊行物
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- 弘前大学教育学部紀要
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弘前大学教育学部紀要 (98), 1-9, 2007-10-01
弘前大学教育学部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001202550297216
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- NII論文ID
- 120000917262
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- NII書誌ID
- AN00211590
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- ISSN
- 04391713
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- HANDLE
- 10129/243
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- NDL書誌ID
- 8967648
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles