飲酒スタイルをファッション化するデザイン : 桜の風景を楽しむ日本酒ボトルとラベルのデザイン制作

書誌事項

タイトル別名
  • Designing Sake Bottles and Labels : For a New Style of Drinking under the Cherry Blossoms
  • インシュ スタイル オ ファッションカスル デザイン サクラ ノ フウケイ オ タノシム ニホンシュ ボトル ト ラベル ノ デザイン セイサク

この論文をさがす

抄録

日本桜100選に選定されている弘前公園において、毎年4月下旬から5月上旬まで開催される弘前さくらまつりで の花見を見ると、桜の木の下一点で行われる宴会スタイルが主であり、広い園内にある約50種2600本の桜を楽しむ ものとはなっていない。本研究では、この要因を従来の日本酒のボトルデザインにあると考え、若い女性の趣向を 取り入れたラベルデザインと飲酒スタイルをファッション化するボトルデザイン制作を試みた。ボトルデザインで は、口につけたまま傾けるラッパ飲みをしないようにボトルを立ててストローでの飲酒スタイルを用い、ラベルデ ザインでは桜の風景がボトルの中に映り込むことによって、歩きながらの飲酒を楽しめるものにした。その結果、 若い女性に好まれるように日本酒のボトルをファッション化することにより、従来のグループ宴会スタイルから個 人やカップルが歩きながら花見を楽しめる、新しい飲酒スタイルの提案に成功した。

弘前大学教育学部紀要. 102, 2009, p.49-55

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ