合科的・探究的な「総合的な学習の時間」実践を通した筆記・表現能力の向上:児童に身近な教材を用いて

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  • ゴウカテキ ・ タンキュウテキ ナ 「 ソウゴウテキ ナ ガクシュウ ノ ジカン 」 ジッセン オ トオシタ ヒッキ ・ ヒョウゲン ノウリョク ノ コウジョウ : ジドウ ニ ミジカ ナ キョウザイ オ モチイテ
  • A Research about Improvement of Writing Ability through Integrated Studies: Making the Lyrics o“f Let It Go”
  • ゴウカテキ タンキュウテキ ナ ソウゴウテキ ナ ガクシュウ ノ ジカン ジッセン ヲ トウシタ ヒッキ ヒョウゲン ノウリョク ノ コウジョウ ジドウ ニ ミジカナ キョウザイ ヲ モチイテ

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Abstract

本稿では小学校高学年の児童を対象に、動画の物語の内容を歌詞にして表現するという「総合的な学習の時間 (以下「総合」)」の実践を考案する。「総合」を探究的な「総合学習」として実施するためには「子どもの生活現実 に即したテーマを扱う」など3つの要素が必要である。そこで『アナと雪の女王』の主題歌である「Let it go」(邦 題は「ありのままで」)を教材に使用する。本楽曲は英語版と日本語版では歌詞の内容が異なっている。そこで、 児童には自分がどのようにその内容を理解したかを歌詞にして表現することで、国語科と英語科をリンクさせつ つ、物語の内容理解と思考力・判断力・表現力を伸ばすことができると考えられる。結果的に、26名(具体的に観 察したのは8名)のうち多くの児童がオリジナル歌詞作成と振り返りを通じて物語に登場する人物の心情理解を進め、自分なりの言葉でその理解を書こうとするようになった。

弘前大学教育学部紀要, 117, p.97-108, 2017

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