組織構造とビジネス・プロセス―管理会計における2つの立場―

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タイトル別名
  • Organizational Structures and Business Processes as Drivers of Change in Management Accounting
  • ソシキ コウゾウ ト ビジネス ・ プロセス : カンリ カイケイ ニ オケル 2ツ ノ タチバ

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抄録

[概要] 本稿は, 管理会計職能に変容が求められているという問題意識にもとづき, 階層組織とビジネス・プロセスに着目し, それらが管理会計とどのように関連しているのかを明らかにしている。伝統的な管理会計が専ら垂直型の階層的な組織構造を前提として展開されてきたことを論じ, そのような立場の限界を明らかにしている。そして, 現在求められているものはプロセス的な見方を前提とした, 水平型のビジネス・プロセス中心の新しいマネジメントであることを, ダベンポートのプロセス・イノベーション論にもとついて論じている。これらの検討を通して, BPM(ビジネス・プロセス・マネジメント)を支援する管理会計の理論構築を目指している。 [Abstract] This paper argues that the traditional management accounting is now too restrictive as it is based on a context of large, hierarchically structured organizations. These organizations are in relative decline. Based on the theory on Process Innovation by T. H. Davenport, we conclude that the business process perspective lead researchers　and practitioners to find financial and/or non-financial metrics which monitor the process across the organizations.

Departmental Bulletin Paper

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収録刊行物

  • 商経学叢

    商経学叢 59 (1), 61-78, 2012-07-01

    近畿大学商経学会

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