昭和初期における青森県の都市

書誌事項

タイトル別名
  • Cites of Aomori Prefecture in the Early Showa Era
  • ショウワ ショキ ニオケル アオモリケン ノ トシ

この論文をさがす

説明

都市システムを分析することによって地域変化を解明することができるが,現在の青森県について分析する時,歴史的要因をも考慮に入れることが重要である。そのため,本稿では青森県における8市について,それらの昭和初期における動向について検討した。 明治初期には近世の都市システムが残存していたが,それが基礎となって近代的都市システムが形成されていった。現在,ポリナリ・パターンを示す青森・八戸・弘前の行政市としての成立は戦前であるが,その他の5市の中にも都市に相当する人口の集積があり,戦後の成長の萌芽がみられた。また,交通が未発達の当時においても,中心性の形成がみられるが,このことを現在と比較し,類似した地域特性がすでに認められることを示した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ