中学校技術科における指導過程・学習形態の検討の視点

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タイトル別名
  • Analyitial Approach to Evaluate the Methods of Education in Technology Education for Junior High Schools
  • チュウガッコウ ギジュツカ ニオケル シドウ カテイ ガクシュウ ケイタイ ノ ケントウ ノ シテン

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抄録

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技術・家庭科の教育方法が「問題解決的学習」を基本的学習形態にされていることに問題意識を持ち,教育方法の多様性に注視し,子どもの生活概念の再構成を促す指導過程・学習形態の原則と各教育方法の要件を論究する分析の視点を明確にする目的で,先行研究を批判的に考察し,カリキュラムの構成要素と子どもの生活概念の関わりの概念装置を創出し検討した。その結果,指導過程・学習形態は,教育目標-内容の性格に規定され,各教育方法に対応し,①教育目標-内容の配列の視点,②教材の配列の視点,③学習集団と学習形態の視点,(彰子どもの生活概念の変化の視点で分析することが適切で,本文中の図3のような分析フォーマットが考えられた。そして,今後の研究課題は,子どもの生活概念の再構成を促す各教育方法の要件を考察し,それらの要件の共通性に注視し,子どもの生活概念の再構成を促す指導過程・学習形態の原則を明確にすることである。

弘前大学教育学部紀要. 95, 2006, p.67-76

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